麻布十番の内科・産業医/高津クリニック(こうづクリニック)

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高津クリニック

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二十四節気と健やかな暮らし

小満
生命がしだいに満ち満ちていく頃

蚕起きて桑を食う(かいこおきてくわをくう)5/20~5/25頃
蚕が桑の葉をたくさん食べて育つ

紅花栄う(べにばなさかう)5/26~5/30頃
紅花が一面に咲く

麦秋至る(むぎのときいたる)5/31~6/4頃
麦が熟し実りの季節をむかえる

この季節に咲く紅花は、飛鳥時代に染色の技術とともに伝えられたといわれており、当時、女性の最高位を表す色は「紅」とされていました。また、染料だけではなく生薬としても用いられ、血液の滞りを改善する作用から、瘀血(血行不良)による月経痛や月経不順、打撲や外傷などに用いられています。
高貴な色あいで、薬効もあり、季節の移り変わりの目印にも取り入れられ、古来より一目置かれる植物だったのではないでしょうか。

初夏の陽気を感じるこの季節、紫外線量も多くなってきます。日本の気候では6-8月に最も紫外線が強くなりますので、5月頃から予防が必要となってきます。

紫外線は、一時に大量に浴びると急性障害(ひどい日焼け、雪目など)を起こし、長年浴び続けると慢性障害(しみ、しわ、皮膚がん、白内障など)を起こします。その他、免疫力低下や日光アレルギーなど、身体への悪影響がいろいろと知られています。

一方で、骨を作るのに重要なビタミンDを合成する良い働きもありますが、それに必要な紫外線量はおおざっぱに言って、『8月(半袖半ズボン)のお昼頃に外出したとして3分』『1月(長袖長ズボン)のお昼頃に外出したとして50分』でまかなえます(緯度、高度で差あり)。知らず知らずのうちに浴びる紫外線で充分であり、健康への悪影響を考えると、無用の紫外線は避けたほうが無難と言えます。

地表に届く紫外線にはUVA(波長が長い)とUVB(波長が短い)があります。
UVAは皮膚の奥深く(真皮)に届き、コラーゲンを生成する細胞やコラーゲンそのものにダメージを与え、光老化(しわ、たるみ)を起こします。また、細胞内で活性酸素を作り、細胞を傷つけます。

UVBは日光には少量しか含まれず、皮膚表面にしか到達しませんが、障害性はUVAの600-1000倍強いと言われています。肌表面の細胞を傷つけて肌が赤くなり、やけどのような状態を起こします。UVAと同じく光老化の原因になりますが、UVBは特徴として細胞内のDNAを直接傷つけてしまいます。DNAの障害はがんの発生と関連し、紫外線による免疫力低下が発生したがん細胞の増殖と関連します。

では、紫外線からどのように身体を守れば良いでしょうか。

●紫外線の強い時間帯を避ける。
屋外で過ごすときは紫外線の強い正午前後を避けるようにしてください。

●日傘・サングラスを使う、帽子をかぶる、長袖、長ズボンなどで覆う。
紫外線防御機能を高めた日傘やサングラス、帽子、洋服などで物理的に日光をさえぎってください。色の濃いサングラスをかけると、眼に入る光の量が少なくなって瞳孔が大きく開きます。紫外線カットの不十分な色の濃いレンズでは、かえってたくさんの紫外線が眼の中へ入る場合があり注意が必要です。

●日焼け止めを使う。
日焼け止めの効果はSPF(Sun Protection Factor)とPA(Protection grade of UVA)で表されます。SPFはUVBを防ぐ力、PAはUVAを防ぐ力を表します。

日焼け止め使用のめやす
条件 防御効果
SPF PA
日常生活(散歩、買い物など) 5~10 +
軽い屋外スポーツ、ドライブなど 20~30 ++~+++
炎天下のレジャー・スポーツ、海水浴など 40~50+ +++~++++

※乳児のビタミンD不足
乳児がビタミンD不足になると、骨の成長が妨げられたり、けいれんを起こしたりする危険性があります。母乳栄養やアレルギーで食事制限をしている乳児は、ビタミンDの摂取量が不足しがちです。妊婦さん、授乳婦さんは赤ちゃんへの影響を考慮し、お母さんがビタミンD不足にならないように食事に気をつけ、適切に日差しを浴びて下さい。
また、赤ちゃんは大人と比べて皮膚が薄く、強い日光を長時間浴びることは禁物です。ただし、日焼け止めなどで極端に日差しを避けるとビタミンD合成が妨げられ、やはり不足状態になります。天気の良い日に赤ちゃんと外出する場合は、朝夕の日差しが弱い時間帯に短時間とし、薄い長袖・帽子・ベビーカーの日よけなどで日差しから守りましょう。このように注意深く日差しから守れば、極端に日焼け止めを塗る必要はないでしょう。

参考
・紫外線環境保健マニュアル 環境省
・皮膚科Q&A;日焼け 公益社団法人日本皮膚科学会

掲載日:2018年5月20日
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